こんにちは、大笑です。
凄く、冷えて来ましたね。寒いです。
今日は前職での、打ち合わせの際に経験した役得です。
私が、前職で、最後に企画した仕事になります。
今回は、ちょっと真面目な話かもしれませんが、お話させていただきます。
私の最後の企画 結婚披露パーティー
企画のご指名
私が前職で、少しだけですが、頭角を現した業務がありました。
当時、テレビでも人気がありました、「ねるとんパーティー」と呼ばれたカップリング
パーティーの企画でした。
懐かしい方には懐かしいかな(笑)
社長が、知り合いの会社から依頼を受けて、なぜか新設した部署でした。
期間限定で始めたのですが、好評でした。
久々の登場ですが、A先輩がリーダーで、私と同期が補佐で、企画・運営をしました。
期間限定だったので、チームも解散しました。
そんなある日、会社に一本の電話がありました。
「披露パーティー」を企画して欲しいとの連絡でした。
その方のお友達が、私たちの企画したパーティーに参加し、凄く良かったと聞き、チラ
シを見て連絡してこられたそうです。
そのパーティーを企画した人に、ぜひ企画をして欲しいとのことでした。
社内では、緊張が走りました。全員から不安をかが漏れました。
そのパーティー俺の企画じゃん、、、、
その方によれば、パーティー内の
・音楽の選定のセンスが良かった。
・初めて参加した人へのきめ細やかな配慮が素晴らしい。
それ、俺じゃないし、A先輩の案だし、、、
A先輩が、補助に回るということで、私が打ち合わせ、企画を担当することになりまし
た。ただ、私は知っています。A先輩が打ち合わせが苦手なことを、、、
大笑「先輩、一つ、貸しが出来ましたなぁ~ガハハハッ」
A先輩「アホ、あんたに経験を積ませたるだけや。失礼のないようにしいよ」
打ち合わせの時の邪念
お客様は、もうすでに結婚されていて、事情で結婚式が出来なかった方でした。
一度でいいから、ドレスを着てみたいということでした。
そして親御さんにその姿を見せたい。
参加者もご親族中心で、そこまで大人数にはならないとのこと。
会自体はシンプルなものでいいということでした。
初めてお会いしましたが、この奥さんがとんでもなく美人で、スタイルがいい。
しかも、優しそうな笑顔で話をしてくださる。なんだろう、品があり、独特の色気のあ
る人でした。
ある程度、中身が出来上がり、再度打ち合わせの連絡をするのですが、なかなか時間が
合わない。そのうち、ご主人が長期出張に出てしまうし。
結局、ご自宅へ伺い、打ち合わせをすることになりました。
奥さんの仕事終わりで、夜の19:00頃だったと思います。
私一人で伺い、会の流れなどを説明し、後日、更に詳細をご説明に伺います。と次の打
ち合わせ日を決めました。
説明自体は短時間で終わりましたが、お茶を出していただいたので、30分ほど話をして
いたのですが、私は会話の内容が全く耳に入りませんでした。
私の目の先、奥さんの背後に、とんでもなく刺激的な光景が、、、
カラフルで、大人っぽい下着の数々、、、の洗濯物
出来る限り、目を逸らしていたのですが、チラ見してしまう、、、
奥さんが気付き、慌てて片づける。照れた顔、、、気まずい雰囲気
すべてに何故か興奮を覚える、、、若さとは素晴らしい
若造の私には刺激が強すぎる、、、
良く思うのですが、パンツですよ、たかがパンツなのに、何故興奮するのでしょうか
いまだにわからないことです。男にとって永遠のテーマですね。
でも、あの奥さんが、あんな下着を?興奮しないのがおかしいですが、、、
鬼の逆鱗に触れる
翌日、男性の先輩とその話をしました。
大笑
「先輩、昨日ね、凄いのを見ました。バケツみたいなブラジャーでした。何カップか分かりませんが、バケツでした。デカかったですよ。パンティーは紐みたいなのもありました。大人の女性って感じでいいですね。」
その時、背後から殺気を感じました。
A先輩
「あんた、あとで話がある。」
めちゃくちゃ怒られました。真面目にやれ。ついでにやらしい目線で女を見るな。
「女の価値は胸の大きさで決まるんと違う。よう覚えとき」
みっちり絞られました。
結果として、素敵な披露パーティーが出来ました。
ご夫婦も大変喜んでくださいました。
披露パーティーの後、九州に転勤で引っ越しされたと聞きました。
奥さんの泣き顔が印象的でした。
お手伝いをする側での視点は、また違った感動がありました。
今回の仕事で役得
今回の役得、下着を見たことではないですよ(笑)
実は、披露パーティーでお願いした貸衣装屋さんから、リベートがあったのです。この
時代はよくある話です。私はそういうのが面倒で嫌いなので、その代わり値引きをして
もらったりしていたのですが、今回は別のお願いをしました。
打ち合わせの時に、ドレスを見ている時の嬉しそうな先輩が忘れられませんでした。
「先輩にドレスを着せてあげて欲しい」とお願いしたら、快諾してくださったのです。
先輩には、お客さんに見せるためのサンプルと言って無理やり試着してもらいました
が、いやぁ〜見違えると言うと失礼ですが、綺麗でした。とても綺麗でした。
記念に並んで写真まで撮ってもらいました。
これが今回の仕事の役得の一つでした。
会が終わって、数日後に、集金とご挨拶に行ってきました。また、帰宅後ですから
19:00頃でした。今回はA先輩も同行してくださいました。
挨拶をし、少しお話をしました。先輩は口下手なので、私が一人しゃべっていました。
奥さん
「お二人が担当で良かったです。いろいろとご無理ばかりいいましたが、嫌な顔をせず、対応してくださって助かりました。両親も喜んでくれました。いい思い出が出来ました。」
大笑「こちらこそ、楽しかったです。有難うございました」
奥さん
「お二人はいいコンビですね、これからも仲良くしてくださいね。あのお写真のようになれたらいいですね」
やはり、やさしい声色と色気、素敵な方でした。
A先輩「そ、そんなんじゃないです」
おいおい、社交辞令に決まっているでしょ、、、照れてどうする。
帰り際に奥さんが、時間があるならと、近くの公園を教えてくれました。
神戸の夜景がきれいに見えるそうです。
嫌がる先輩を、公園に連れて行きました。
私達は神戸で働いているので、夜景は見慣れているのですが、そこからの夜景は本当に
綺麗でした。
大笑「先輩、あの奥さん、綺麗な方でしたね。」
A先輩「女の私から見ても、綺麗というか、上品で素敵やった。」
大笑「ああいう人を美人って言うのでしょうね」
A先輩「へぇ〜あんた、ああいう人がタイプなんや。私も憧れてしまうけどな」
夜風に揺れる、長い髪をかき分ける先輩を見て、つい、口走ってしまいました。
大笑「でもね、先輩も負けてないですやん」
A先輩「アホ、私はあんな色気は出せんわ、どうせ胸も無いしな」
大笑「・・・・・」👈先輩の言葉に納得してしまいました(笑)
A先輩
「なんで黙ってるんよ、フォローしいな。」
「あっ、ドレス、ありがとう。すごい嬉しかった。記念になった。」
大笑「いつも世話になってますから、あれくらい、ねっ・・・・」
大笑「先輩も、綺麗でしたよ。」と恥ずかしくて、口には出来ませんでした。
この仕事で、ある夫婦の幸せのお手伝いをすることが出来ました。
私にとって最初で最後の、結婚式のお手伝いでした。
それにおまけのようですが、先輩とプチデートが出来ました。
何より、先輩にも喜んでもらえました。
この日の先輩は、にこやかで、いつもより言葉数が多かったように記憶しています。
ただ、今思えば、あの時から、会社を辞めることは決めていたのかな?と思います。
凄く丁寧に仕事を教えてくれてたように思います。
これが、先輩と組んだ最後の仕事でした。
だから、他の仕事より記憶しています。
もう、肌寒い時期だったと思います。
やはり、人に喜んでもらえる仕事って、いいもんですね。