映え男と蠅男
「自然は、驚異であり、時に脅威になる」by大笑
自然とは、本当に私たちの想像をはるかに超えた経験をもたらしてくれる。
そして、それは時に私達の脅威となるのです。
これは、私が実際に経験した出来事です。
ただ、虫の苦手な方はスルーしてくださいね。
スターは出来ればお願いします(笑)
「食堂にコバエが大量発生しているので、どうにかして欲しい」
事務所に倉庫部門からSOSの連絡。
会社の倉庫が、事務所から離れたところにあるのですが、
そこには女性スタッフしかいないので、総務の男性スタッフが
殺虫スプレーを片手に現地に向いました。
「総務部って大変やなぁ~コバエ退治も仕事かよ」
この時は、まさか自分がコバエバスターズに選ばれるなんて
想像もしておりませんでした。
しばらくして、常務が
「大笑、お前、今日の予定は?」
こいつの誘いは危険だ・・・内容を聞いてから返事しよう。
「ついてこい」
「まだ返事しとらんぞ・・・(# ゚Д゚)」
常務と総務と大笑
「コバエバスターズを結成」
倉庫の食堂に到着した。
倉庫の女の子が、集まって来て、
「食堂の冷蔵庫にお弁当があるので取って来て欲しい」
弁当の救出が今回のミッション・・・? 簡単やん!
救出の相手が弁当ってのが、ちょっとショボいが、
女の子の懇願されたら、男として後には引けない。
食堂のドアを開けて、部屋に入った瞬間
見たことも無い数のコバエが・・・目に飛び込んできた。
数百?数千?
私は逃げるように食堂から出た。
「常務、あれは無理ですわ。食われる。数分で白骨死体になりますよ」
「コバエが人を食うかい」
「いや、これは命がけですよ。タダでは出来ませんわ」
常務が、私に頼むのを面倒になり、自分で行くように誘導しようとしましたが
「四の五言わんとはよ行け」
まさにインディージョーンズのワンシーンじゃん。
この常務は、ゴリラなので自然に精通しています。
厄介なのが、自分で動かないところ。
しかし、仕事は早い。
私が弁当を救出した頃には、総務がホームセンターであれこれ買って来た。
常務の作戦はこうだ。
①食堂内にコバエホイホイを設置
②ハエ捕り紙を設置
③餌となりうるものの撤去(特に匂いのあるもの)
④発生源の捜索
完璧やん!
楽しくなってきた。
すると倉庫の女の子が、
「これ使ってください」と虫取り網を渡してくる。
「アホかこいつは」と返そうとすると、
常務が「ナイス!」と親指を突き出す。
「こいつらアホか。何が嬉しゅーて、虫取り網でコバエを捕らなあかんねん」
⑤コバエを虫取り網で捕獲が追加・・・涙
総務と二人で、まずは①~③と⑤を実施
常務は④の調査
コバエホイホイはあっという間にコバエを誘い出します。
見る見るうちに中身がコバエで真っ黒になっていく。
虫取り網も面白いくらい捕れて面白くなってきた。
常務曰く、殺虫剤は数が少なくなってから使うこと。
殺虫剤を嫌がり、外部に逃げたり、見えないところに隠れてしまうから。
常務は発生源らしき場所を特定したようです。
隣の畑にキャベツの葉が山積みに放置されていました。
それをゴミ袋に詰めて、殺虫剤をたっぷり注入。
しっかりと口を締めて終了。
食堂の方も、かなり落ち着いてきた。
最後に殺虫剤を噴霧して終了。
2~3日、コバエホイホイと殺虫剤を繰り返していたら大丈夫とのこと
確かにコバエは居なくなったようです。
「常務、ありがとうございます」
倉庫の女の子が常務に感謝の言葉を・・・
「おいおい、俺にはないんかい」👈言えませんが・・・・
弁当救出したのも俺や
1番コバエを捕まえたのも俺や
コバエの死骸を片付けたんも俺や
絶対に一番体を張ったんは俺や~~~っ
俺を褒めろ~~~~っ
常務は映え男、私は蠅男なのでしょう、、、
総務が察してか
「大笑さんも頑張ってましたよ」
「おぉ~友よ。お前はいい奴だ」
しかし、自然は凄いですね。
常務が教えてくれました。
コバエは条件さえ合えば、1日で孵化することもあるそうです。
急激な気温上昇と、湿度の上昇が原因なのでしょうか?
それとも台風接近による気圧変化?
皆さんの周囲でコバエでお困りでしたら、是非
「コバエバスターズ」にご用命を。
褒めてくれるなら、お代は結構です。
但し、女性に限ります(笑)
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