皆さん、こんにちは。大笑です。
今日は、前回の続きで、近所の川を掃除することになった、きっかけの人物との出会い
について書きたいと思います。
おじいちゃんとの出会い
おじいちゃんの正体
亀を採っていたおじいちゃんを、その後も度々、見かけることはあったのですが、話を
することもなくその夏は過ぎていきました。秋になり、亀が居なくなるとおじいちゃん
も見かけることが無くなりました。
秋も深まった頃に、散歩中に、近所の奥さんと話し込む機会があったので、亀じいさん
のことを聞いてみることにしました。
- 先祖代々、この町で生活をされている地主さんである
- 元学校の先生だった
- 普段は明るい人で、この川のことが好き
夏に見た亀じいさんのイメージとは、少し違うような気もしましたが、あまり深く考え
ませんでした。
事情が分かってしまった
また、夏がやってきました。この町に来て3度目の夏です。
それなりに知人も増えて来て、いつもの川沿いの道は談笑の場となりました。
談笑の相手は、高齢の方から同世代の方まで様々でしたが、中でも娘の同級生のお父さ
ん(Aさん)とは、特別仲良くなり、時間が合えば一緒に散歩をしていました。
Aさんは地元の方で、このあたりのことも詳しく、色々と教えてくださいました。
ある日、Aさんからメールで、夕食のお誘いがありました。仕事帰りに近所のお店で
待ち合わせをしました。そこにはAさん以外にもいらっしゃったのですが、最初の1時間
ほどは子供の話や、仕事の話で盛り上がっていたですが、少しした頃に、Aさんか
ら「少し暗い話をしてもいいですか?実は、、、」先ほどまでの空気とは違い、少し重
い雰囲気になりました。
- Aさんが子供のころ、川で子供が事故で亡くなったこと
- その子供は、亀じいさんの遠い親族だったこと
- 昔は、供養を兼ねて、年に1回、川の清掃をしてたこと
- 亀じいさんは、認知症が進行している(近所の噂)
私は、亀じいさんの姿を思い出し、何とも言えない気持ちになりました。
Aさんの思い
数日後、散歩をしていると、Aさんに会いました。
Aさんは、先日、いきなり変な話をしてしまったことの謝罪と川の掃除を復活させたい
と思いを語って下さいました。
「大笑さんも手伝ってくれませんか?」
ここは「安請け合いの帝王」こと大笑は「いいっすよ」といつもの返事をしました。
Aさんはニッコリと笑って、話を始めました。
- 実家と亀じいさんの家が近所で、自分が子供のころからお世話になっていたこと
- Aさんは事故で無くなられた子供もよく遊んでいたこと
- 亀じいさんは、子供の事故に少なからず、責任を感じているのではないか
亀じいさんは、亡くなった子供とよく川で魚取りをしていたそうなのですが、事故当日
は子供一人で魚捕りに行っていたそうです。川で遊ぶことを教えたことを今尚、悔いて
いるかもしれない。とAさんはおっしゃっていました。
大笑の思い
その日、家に帰ってから、安請け合いを悔いてました、、、
亀じいさんとも親しい訳でもないのに、自分が川の掃除をしないといけないのか?
しかもくそ暑い夏の昼間に、、、そもそも川の掃除って何?ゴミもそんなに落ちてないし、、、
一通り悔いてから、いつもの「まっいいか」「困ってるみたいやし、お手伝いしよう」
になりました。自分でも単純でアホな奴だと思います。
しかし、この川掃除が、こんな感動秘話に変わろうとは、、、
ハードルを上げてしまいましたが、あまり期待せずに、、、次回に(続)