青空は恋色だな


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青空は恋色だな

 

 

 

青空を見ると思い出す人がいます。

 

「いつか、二人で青空弁当を食べれたらいいね」

 

まだ、学生バイト時代に失恋した人に伝えた言葉です。

(たしか、こんな文章だったと・・・)

相手は、10歳くらい年上の人でした。

夜間のバイトだったので、仕事終わりに、

一緒に海によく行った。

そのことは誰も知らない。

二人だけの秘密だった・・・はず。

 

昼間に勤めている会社の話。

彼女の友達の話。

彼女の学生時代の話。

波の音を聞きながら、たわいもない話を聞くのがとても好きだった。

 

昼間の仕事がない週末に、遊びに行こうと誘ったけど

体よく断わられた。

 

 

そのうち、何となく気付いた。

この人は結婚しているのかも?

でも、本人にも、バイト先の人にも聞くことは出来なかった。

怖かったから・・・

「なんで、夜にしか会えないの?」

これが自分の精一杯でした。

「明るいところで、見せれるような顔じゃないから」

みたいな言葉でいつもかわされる。

「仕事中は明るい場所やんか・・・」

暗闇の海で、彼女の表情も見えない。

何より、自分が彼女にどう映っているのか・・・何も見えない。

 

結局、人づてに、彼女は結婚していることを聞かされた。

ショックはあまりなかったと思う。

やっぱりか・・・

答え合わせの済んだ時の、スッキリとした気持ちが

強かったように記憶している。

 

結局、彼女はバイト先を去ることになった。

最後に彼女と言葉を交わしたのは、バイト先の休憩室でした。

「いつか二人で青空弁当を食べれたらいいね」

その言葉に、彼女はすべてを察したように

うん、うんと頷きながら、涙目で

「ゴメンね」

それ以来、彼女とは会っていないし、話も聞かない。

青空を見ていると、あの淡い恋を思い出す。

 

青空の下に、彼女を連れ出したかった。

まぁ、叶わぬ恋だったのでしょうね。

 

なんで、こんな話を思い出したかって言うと、

こないだ、二人でよく話した海に行って来たんです。

本当に変わってなくて、ちょっとおセンチさんになってしまいました(笑)

 

戯言

 

 

 

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