【親父ギャグ】ウチの会社のギャグキング【ダジャレ】


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皆さん、こんにちは。

皆さんの周りに、くだらないダジャレを連発してくる、くだらないおっさんはいません

か?

実は、ウチの会社にもいるんですよ。

若い子たちには、メチャクチャ避けられているようですが、そんなおっさんを私は羨望

の眼差しで見ています。

私のツボなんですよね。

本当にくだらないダジャレなんですが、、、

ウチの総務課長。おっさんと呼ばせていただきます。

普段は○○さんですが、一緒に飲みに行くと「おっさん」と呼んでます。

今日はその方のお話です。

 

ウチの会社のギャグキング

おっさんとの出会い

おっさんは、今から10年ほど前に、中途採用で入社してきた。

見た目は、真面目そうで、親父ギャグなんて無縁そうな方でした。

他の部署を経て、一昨年から総務課長として、総務部に異動して来られました。

部署が違うので、それまであいさつ程度の付き合いでした。

ただ、親しくなったきっけけは今でも覚えています。

 

ある日の夕方、喫煙室でタバコを吸っていました。

おっさんと他数名が居たと思います。

外は、夕立なのか、分厚い雲と雷が遠くで鳴っていました。

すると、突然、おっさんがつぶやきました、、、

 

「雷はもう、たくサンダー」

 

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本当に、独り言なんです、、、 

私に「衝撃」という名の雷が落ちて来ました。

「な、なんや、このおっさん、、、」

 

よく聞くと、ダジャレのオンパレード 

それから、おっさんが気になって仕方ない。

部署が違うので、なかなか会えないのです。

総務に用事を作り、総務へ赴く。

とにかくダジャレを聞きたい。

それでも、ダジャレを聞くことは困難を極めました(笑)

ただ、タイミングよく聞くことが出来たら、嬉しくて仕方ない。

 

「電話が鳴っているのに、誰もデンワ」

 

「早くトイレに 行っトイレ」

 

 「おぉ~今日もやってる、なぜ誰も笑わんのや」

自分の席に戻って、おっさんの言ったダジャレを、復唱しては笑ってしまう。

 

 

まぁ、総務部の連中からしたら、迷惑な話かも知れませんね。

一日中、おっさんのダジャレを聞かないと駄目なのですから( ̄▽ ̄;)

 

大笑の選択

 

おっさんとは、少し仲良くなりました。

基本、接点は喫煙室だけでした。

おっさんが、席を立ち、喫煙室に向うと。私も喫煙室へ向いました。

そこで、数分ですが、おっさんとダジャレについて語りました。

本当に面白いおっさんです。

 

「この会社には 理解者(理カイシャ)がいないからねぇ」

おっさんの、心の叫びです。

寂しい思いをしているんだなぁ~、悩んでいるんだなぁ~。

 

おっさんは、場の雰囲気を盛り上げようとして、ダジャレを勉強しているようで、

頑張っているのだけれど、全くウケない、、、

でも、一人でも笑ってくれるなら、やる続けるそうです。

なんか、売れないお笑い芸人みたいですね( ̄▽ ̄;)

しかも、笑っている奴はいないような、、、

 

「おっさん、大丈夫、俺はあんたの理解者だ。」

そして、私はおっさんの弟子になることを選択したのでした。

 

「○○さん、なんかええダジャレないですか?」

 「そうやなぁ~」

「一回、事務所でかましたりますわ」

 

事務所でお披露目

 

ある日、おっさんに教えてもらったダジャレを披露するタイミングを計りながら

事務仕事をしていました。

もう、私の表情は緩みっぱなし、、、

今にも笑い出しそうでした。

そして、その瞬間はやって来ました。

 

いつもの時間に、配送業者がやって来ました。

手に汗を握る瞬間です。

「おっさん、見とれよ。ドッカ~ンと花火上げたるからな」

すかさず、受付カウンターへ向かい、

 

「配送ですか?ハイショウですか?」

 

 

おぉ~嚙んでもうた、、(≧◇≦)

 

「配送ですか?はいそうですか」何故、これが言えないのぉぉぉ

緊張のあまり、噛んでしもうたぁ・・・

気負い過ぎたぁ~

 

 

ふと、総務部の方を見ると、おっさんが残念そうな顔をしている、、、

 

おっさん、そんな顔するなやぁ~

 

周囲では、白けた雰囲気が、冷ややかな目が、、、冷たい空気が、、、

そうやね、わかるよ、寒いよね、寒すぎるよね、、、、

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地雷を踏んでもうたぁ~

おぉ~配送業者、無理に笑わんでええぞぉ~、、、いいやつだ。 

 

 

反省会

その日の昼休み。

おっさんと喫煙室で反省会。

「どないでした?」

「あそこで噛んだらあかんわ。折角のダジャレが台無しやで」

「スミマセン。でもね、数人は笑ってましたよ」👈おっさんよりウケてたような

 

「それは、私の勘だけど、噛んだ(カンだ)からでしょ」

「おぉ、ここでもダジャレかいな。さすが師匠」

 

反省会が終了し、自分の席に戻り、目の前の事務員ちゃんに、

「どうやった?」

「もう、辞めといた方がいいと思いますよ」

「やっぱり、、」

「全然、面白くないですよ」

「なぁ、事務員ちゃん、、」

「なんですか?」

「近くで話しても トーク(遠く)」

「・・・・」

 

私は気付いてしまいました。

私が、おっさんに感じていた憧れのような感覚は、

おっさんのダジャレセンスではなく、

この周囲の冷ややかな扱いにも負けない

 

 

「そのメンタルの強さ」

 

 

なのかも知れません。

おっさんは、メンタルが強すぎる。

 

私には無理だ、、、

私には、まだまだ羞恥心がどうしてもブレーキをかけてしまう。

私には、今迄、築いてきた立場を失いたくない。

 

悔しいけど、私にはおっさんの代わりが出来ない。

おっさん、ダジャレ担当は、あんたしかいない。

 

「係長、あとどれくらいかかりちょう(掛かりそう)ですか」

「私、言いづらいですが、ヅラなんです」

「ここはお父さんが、父さん(通さん)ぞ」

 

今日も、事務所の片隅に、おっさんのダジャレがこだまする。

事務所には、冷たい空気が流れ出す。

 

我が社は冷房が必要ないのかも知れない。

いや、地球温暖化の原因は、このようなおっさんが減ったからなのかもしれない。

皆さんはどう思われますか?

 

でもね、どうも笑ってしまう私がいます。

やっぱり、あのおっさんは只者ではない。

私にとって「神」なのだ。

 

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