田舎のバイパス道路での話


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皆さん、こんばんは。

今週は、何だか疲れました。

朝が早くて、毎日眠い眠い。

今も眠たくなってきたので、今日は簡単に。

 

田舎のバイパス道路での話 

 

ある朝のバイパス道路 

今週は、会社から、車で2時間ほどの場所にあるお客さんの所に伺うために

朝5時半ごろに会社を出発しなければなりませんでした。

それも3日間、、、眠たい。

田舎道を通るので、普段は大した渋滞もないのですが、この日は違いました。

 

田舎道に必要か?というバイパス道路が開通していました。

そのバイパス道路は、数年前から工事をしていたのはしっていたのですが、

一部開通していたのです。

距離にして3kmほどでしょうか。

 

旧道を走ってもいいのですが、どんな道か興味があり、バイパスを通ることにしまし

た。

運転は、部下のA君がしてくれたので、私は助手席で景色を眺めるだけ。

しかもまだ日が昇っておらず、退屈でした。

 

すると、前方にテールランプの群れが、、、

渋滞のようです。

かなりの数の車がノロノロ運転をしています。

 

渋滞の原因は?

20キロくらいのスピードで進む車の列。

こんな田舎道で、しかも早朝。

渋滞の原因がよくわかりません。

事故?工事?

結局、バイパス道路を走り切り、渋滞の原因はわかりませんでした。

 

翌日も同様の渋滞でした。

A君「何なんでしょうね、この渋滞は」

大笑「なんやろなぁ、先頭に鹿でも走っとるんやろ。いや馬かも知れんなぁ」

A君「鹿ですか?鹿と馬やったら馬鹿ですやん」

大笑「2日も同じ場所で渋滞に巻き込まれてるんやから馬鹿やろ」

 

どうもおかしい渋滞なんです。

車が多いのは、バイパスの先に工業団地があるからなのでしょうが、

渋滞が起こるほどの交通量でもないんですよね。

 

原因がわかった

最終日の3日目、二人とも、少し早く会社に出社したので、早く出ることにしました。

早く出たし、渋滞には巻き込まれないだろうと。

しかも土曜日だから、車も少ないはず。

 

バイパス道路に乗ると、やはり車は少ない。

ただ、前方の車が、ブレーキを何度も踏んでます。

よく見ると、四つ葉マーク(高齢者運転標章)を貼った車です。

 

二人して

「こいつが原因かぁ」

確かに、20kmほどで走ってます。

その前には、車は走ってません。

二人してスッキリしたので、腹が立つことも無く、前の車に付き合うことにしました。

まぁ1車線なので、追い越すことも出来ませんしね。

 

驚愕の事実

しばらくして、その四つ葉マークが途中の出口で、バイパスから降りました。

A君は、アクセルを踏んだ瞬間、急ブレーキを踏みました。

二人は目を疑いました。

 

前を自転車が走ってるじゃないですか( ̄▽ ̄;)

 

A君は驚いたと同時に腹が立ったのか、大きな声で

「チャリが走ってええんかいや~」

私は、前の自転車を見て、笑いが止まりませんでした。

「A、考えてたら、おもろいやんか。毎朝、何十台もの車を引き連れて、こいつが先頭を走っとってんぞ」

「しかもママチャリで、このスピードは只者ではないぞ(笑)」

 

どこの誰か知りませんし、どこに向かっているのかも知りません。

でも、こいつは車に道も譲らず、バイパスを疾走している。

 

「俺、こんな奴、好きやぁ~。滅茶苦茶で面白い」

「なんちゅうメンタルや。西日本ベスト4には入るぞ」

 

「大笑さん、何を興奮してるんですかぁ~」

「だって、笑えるやん」

「けど、大笑さんが、言ってた通り、先頭は「馬と鹿」でしたね」

「ほんまやな、馬鹿が走っとるな」

 

結局、チャリライダーはバイパス終点まで走り抜け、そのまま姿を消しました。

あいつは、明日の朝も、バイパスを風になり走り続けているのでしょうか?

 

「A、明日休みやろ」

「はい、日曜日ですから」

「明日、もう一回、ここに来うへんか?」

「嫌ですよ、一人で来てください」

「そうですか、、、残念」

 

頑張れチャリライダー、世界の平和は、君に懸っている!

俺は君を応援しているぞ!

 

そして、俺はもう限界だ。眠い。

皆さん、おやすみなさい。 

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