土曜日のお話。
昼から仕事だったので、午前中に嫁さんから買い物を頼まれた。
お店のOPENが10:00からなので、他の用事を済ませてから
買い物へ行くことにしました。
お店に少し早めに到着したので、駐車場で一服。
すると、店の自動ドアの前で、小学低学年?くらいの女の子が二人
自動ドアが開かないと、ドアを叩いていた。
仕方なく、その女の子たちに、伝えてあげた。
「お店は10:00からだから、ドアは開かないよ」
すると、二人はどこかへ行ってしまった。
・・・おっちゃんが怖かったかな?
店が開店し、買い物をしていると、あの女の子たちを見掛けた。
小さな身体だからか、買い物かごが大きく見える。
二人は、買い物を終え、店から出て行った。
同級生かな?姉妹なのかな?
小さいのに買い物なんて偉いなぁ~
なんて、微笑ましく見えた。
買い物が終わり、車で敷地から出たところで
再び、その女の子たちを見つけた。
今度は様子がおかしい。
路肩に車を停め、様子を見る。
ひとりが、地面に座り込んでしまっている。
もう一人が、困り果てた顔をしている。
私は、その時に、この子たちは姉妹だと察した。
座り込んでいるのが、妹ちゃん。
買い物袋を持ち、困っているのがお姉ちゃんだな。
お姉ちゃんは、妹さんに声を掛け、手を引き、歩き出した。
でも、10mもしないうちに妹ちゃんは座り込んでしまった。
お姉ちゃんは、周囲をキョロキョロしながら、
妹ちゃんをおんぶしたんです。
驚きました。
凄くないですか?
私の頭の中に、
「ドレミファだいじょーぶ」(はじめてのおつかいのテーマソング)が流れ始めた。
思わず、目頭が熱くなった。
「リアルはじめてのおつかいやな・・・」
少しして、お姉ちゃんが力尽きた・・・
お姉ちゃんまで、座り込んでしまった・・・
「お姉ちゃん、頑張れ」
「妹ちゃん、少しは歩けよーっ」
「おい、スタッフはおらんのか?どないかしたれよぉ」
「ロケであってくれぇ~」
「もっ、もしかして、俺の出番か?」
しかし、再び立ち上がり、お姉ちゃんが、妹ちゃんをおぶって歩き始めた。
「おっちゃん、涙がとまらんぞ」
でも、またお姉ちゃんは、立ち止まってしまった。
「さすがに、もう無理かぁ」
お姉ちゃんは、笑顔を見せ、励ましている、、、ように見える。
お姉ちゃん、買い物袋から何かを出した。
買ったお菓子かな?
すると、妹が急に元気になった・・・・
しかも二人とも足元軽く、手を繋いで帰って行った。
「そういうオチかーい(# ゚Д゚)」
恐らく、買ったお菓子を食べたいという妹に
家に帰ってから食べようと言い聞かせる姉。それで拗ねる妹。
そういう構図だったのか・・・
でも、感動的だったな。
家に帰り、嫁さんに一部始終を話した。
嫁さんも感心していた・・・が
「あんた、ネギを頼んだはずやのに、ニラ買ってるやん」
「マジっ?」
「そのお姉ちゃんの方がしっかりしてるんちゃうん」
「・・・・」
「ニラは使うから、早く、ネギ買ってきて」
「一緒に行こ、おんぶしたるから」
「はよ、行け」
いいものを見せてもらいました。
2日程経って、記事を書いていても、
目頭が熱くなる・・・
偉かったな、お姉ちゃん。
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