タスケテコールとミチコオル 後編
事故の一報を受け、現場に駆け付ける道中
高速道路の出口を間違えてしまった私。
さて、どうなるのでしょうか?
続きをどうぞ。
事故現場に向かう際に、降りてしまった高速道路の出口、
通常時であれば、交通量の少ない道路に出るため、
近道のはずが、雪が降り積もる深夜です。
最悪の選択肢でした。
車のライトが照らす先には、誰も踏み入れていない
真っ白な路面が広がっていました。
「雪用タイヤを履いているから大丈夫」
自分に言い聞かせながら、車を走らせました。
でも、数メートル走ったところで、理解しました。
路面が凍っている・・・
アイスバーンとまではいかないものの、
かなり滑るのです。
丸みを帯びた路面を走っているような感覚でした。
高速道路を順調に走っていた時の
「バイト君、待っとれよぉ~」
という、使命感に駆られた勢いはどこえやら・・・
「バイト君、ちょっと待っといてなぁ~」
と、勢いがなくなって来たぞ・・・
正直、少し焦っていたと思います。
それでも、少しずつ進んでは来ました。
車で走るというよりも、車で滑っていると言った方が良かったかな。
しかし、目の前には最後の難関が・・・
大した傾斜の坂ではないのです。
見た目では、あまりわからないくらいの傾斜です。
少し登っても、ズルズル滑り落ちる・・・
何度登っても、ズルズル滑り落ちる・・・
「バイト君、俺、遭難したかもしれん・・・許せぇ」
気持ちが折れました。
しかし、滑り続ける現状に苛立ちを感じ始めました。
関西人はスベるの嫌いなんですよね(笑)👈違うかぁ
「なんで俺なんや?なんで俺に電話して来たんやぁ~」
逆切れです。
いや、現実逃避だったのかも。
出口を間違えた自分が悪いのにね。
その時、神様が降りて来たのです。
「そうや!」
車の荷台にスコップがあったことを思い出しました。
スコップと言っても園芸用のスコップです。
想像してください。
深夜に、おっさんが一人、園芸用のスコップで、周囲の雪を
せっせっと道路に撒き始めたのです。
名付けて
「新鮮な雪を坂道に撒いたなら、後はスタッドレスタイヤがどうにかしてくれる大作戦」
でも、これは効果あり。
タイヤは滑るのですが、さっきより、登る登る。
なんとか登頂最高。
あとは平坦な道を滑って行けばいいだけ(笑)
ようやく、バイト君が待つ事故現場へ到着。
レッカー車が先に到着しており、運転手さんの配慮で、
バイト君は、レッカー車の助手席で待機させてもらっていたみたい。
雪に濡れ、雪を避け隅っこで小さくなっていると想像していたのに、、、
まぁ良かったです。
それに引き換え、私は雪の中、スコップで雪を集めるという
愚行のお陰で、全身ビショビショ・・・
なんか、違う・・・
こんな日に、深夜に営業している店もなく、
コンビニでカップラーメンで温もりました。
あれは、美味かったです。
なにはともあれ、無事救出成功です。
因みに、事故を起こした社員
全治3か月の大けが
車は廃車
雪の日の運転は注意しないといけませんね。
寒波は今週いっぱい注意が必要という記事も出てました。
皆さん、おj怪我なさらないように、気を付けてくださいね。
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