先日、県内の同業者の新年会に出席してきました。
この新年会には、すごく思い出深い出来事があります。
今日は、その話を少し。
この新年会に参加したのは、今から20年以上前
社長の運転手で同行したのは初めてでした。
会場のホテルの駐車場に車を停める時、
周囲の車の車種は、外車、外車、外車だらけ
国産の高級車が少し地味に見えてしまう。
そんな中、わが社の社用車と言うと
世界のTOYOTAが誇る名車 カローラですわ。
車種は忘れましたけど、外車と外車の間に車を駐車する際に
めちゃくちゃ緊張しました。
会場に入り、宴会が始まりました。
こういう宴会は、協会の会長挨拶、議員さんの挨拶、賛助会員の挨拶。
そうこうして、挨拶が終わり、
やっと、飯が食える~っ
運転手の私は、酒が飲めないので、楽しみは飯だけ。
しかし、その楽しみも、
「おい、行くぞ」
社長の一言で、飯もお預け・・・
二人で向かった先は、「魔境のテーブル」
このテーブルには、老舗の会社の代表や、大きな会社の代表
会合の顔役さんがいらっしゃいました。
まぁ人相の悪い事(笑)
悪代官役なら、いつでも銀幕デビューが出来そうなお方ばかり。
名刺を出し、一人一人に挨拶をして回りました。
が、、、ほとんど相手にされませんでした。
何が腹が立つと言うと
「うちのトップが頭下げとんじゃ、愛想笑いの一つでも
見せんかい」
若造の私には、憤りを感じずにはいられませんでした。
宴会が終わり、車中で不満をぶちまけました。
社長は笑いながら話を聞いていました。
「腹が減るからイライラするんや」
会社の近所まで帰ると、ラーメン屋に誘われました。
そういや、飯を殆んど食べてないことに気付きました。
ラーメン屋で、再び、不満を口にする私に、
「まぁ、飲め」とビールを勧めてくる。
当時は、飲酒運転はセーフでした。👈ウソですよ
食べ終わる頃、
社長は、自分たちが進もうとする道はまだまだ険しい事、
偉そうにしている連中がどうこうではなく、
自分たちが偉くなればいい。
あいつらが無視できないくらいの会社になればいい。
そう言った話をしてくださいました。
思い通りに行かない現実に不満ばかり漏らしている
そういう自分に対して、憤りを感じずにはいられませんでした。
そうなんです、他人は他人、自分は自分
他人を羨んでいても、自分の居場所は変わりません。
自分自身が、前に進み、成長していかないといけないのです。
凄く勉強になった新年会でした。
この新年会に参加するたびに思い出します。
今では、あの「魔境のテーブル」も様変わりし、
2代目さん、3代目さんが座っておられます。
私と同世代、または年下の方々。
挨拶に行けば、フレンドリーに挨拶を返してくださいます。
相手が変わったんじゃない。
自分自身が変わることが出来ただけ。
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