明日請け合いから、フットサルの試合に出ることなった私。
いよいよ、十数年ぶりにグランドに立つことになりました。
【サッカー】これが俺の実力や【フットサル】
俺の出番か?
試合が始まって10分程経って、さすがに動きが鈍くなる大人チーム。
ベンチで戦況を見守る私。
何故か、ベンチに座っている不届きものが一人
「監督、みんなバテてきましたね。交代した方がいいんじゃないですか?」
「ほんまやなぁ~そろそろ、俺の出番やな」
「サッカーって監督も試合に出れるの?」
「いや、普通は出えへんな」
「そしたら、あんたの出番ないやん」
「誰が監督やねーん。誰がどー見ても選手やろ。」
「どこからどう見ても、監督やで」
「まっ、マジ?そんなに浮いてる?でっ、でも、監督ではありません・・・涙」
確かに、選手全員で集まって練習をしていた時に、違和感はあったよ。
俺だけ、おっさんだったよ。
傍から見れば、監督かもしれん。
しばらくして、選手の一人が、足を攣ったとアピール。
いよいよ、俺の出番だ!
理想と現実
颯爽とピッチに登場した大笑
交代して、すぐにチームの士気を上げるための鼓舞
チームは生き返り、攻勢に出る。
そこを通すか~というスルーパス
ジャンジャン点を取り、チームを勝利に導く
あぁ、そんな理想とはかけ離れたプレイ。
頭の中では、全盛期の自分のプレイをしているつもりでしたが、
足元はフワフワとして上手く走れない
いや、真っすぐは知れているのか分からない
ボールさばきもおぼつかない。
何より、息が続かない、、、ぜぇぜぇ言っている。
私がサッカーをしていたことを知らない会社の応援席からは、
「大笑、意外とやるなぁ~」なんて声も聞こえてきました。
こいつら、俺をだいぶん安く見積もっとるな・・・
でも、、無理、、
自分の中では許せないほどのヤバい衰え・・・
監督、交代を・・・あっ、監督は俺? いや、ちゃうちゃう。
誰でもいいから交代を・・・
ベンチを見れば、ニヤニヤしているお局ちゃんの顔。
ムカつく・・・
対する小学生。
無尽蔵のスタミナ。
ガキのくせに、みんな上手いのです。
本当にみんな上手い。私の小学生の頃と雲泥の差。
ただ、試合中に、専門用語を使って互いにコンタクトを取る。
可愛げが無い・・・
生意気だ・・・
疲労と、自分への絶望で私は壊れた。
大笑、本領発揮
頭に酸素が回らない。
サッカーどころではない。
どうにかしなければ、、、
自分とマッチアップしている小学生が上手くて、小賢しい。
「○○君、裏、裏、裏」と仲間に指示を出しやがる。
裏とは、ディフェンスとキーパーの間にスペース(場所)があり、そのスペースに
走り込むので、パスを出せという意味なのですが、それをされると、私が追いかけて
いかないといけません。それはしんどい。
どうにかしなければ、、、
しかし、どうにもならない。
ただただ、小学生に振り回される私。
酸欠に疲労・・・
その時、私は限界を超え、ついに覚醒したのだ。
私は、その小学生に、
「君、さっきから裏、裏、裏、裏と、ジャングル黒べえかーい」
youtu.be より引用
小学生「・・・・」
あっ、、古すぎた。おっちゃんでも懐かしいしな。
会社の一部サポーターは大ウケ・・・年齢層が垣間見える(笑)
ベンチではお局ちゃんも大ウケ。
しかし、小学生側のサポーターは
「シーン・・・・」
ゼイゼイと息が上がっていても、恥ずかしい感情は感じるものだ。
しかし、起死回生の策が頭をよぎった。
息も絶え絶えに、私が発した言葉。
「裏、、裏、、とやかましい。お前は山本リンダかぁ~」
これでどうやぁ~
youtu.be より引用
小学生「・・・・」
会社サポータは今日一の盛り上がり。
ベンチではお局ちゃんが腹を抱えて笑ってる。
もうそれで満足よ。
お前ら、最高のサポータだ。
0ゴール、0アシスト、2スベリ
これが、この日の私の成績である。
無残なものだ・・・
試合を終えて
試合後、子供たちは笑顔で帰って行きました。
良かった。
楽しんでくれて良かった。
週明けの月曜日、
「大笑さん、土曜日はありがとうございました。子供も大喜びでした。」
何が喜んだって、家に帰ってYouTubeで「ジャングル黒べえ」の歌を聞いて
私のツッコみをようやく理解して、大ウケしてたそうです。
そのあと「狙いうち」を聞いてさらに、大ウケ。
「あのおっちゃん、おもろいなぁ~」と連呼していたそうです。
サッカーチームでも、黒べえと山本リンダが、秘かにブームだとか👈ウソ
う~ん・・・サッカーで褒めてもらいたいなぁ~
でも、悪い気はしないな(笑)
少なくとも、爪痕は残したのだから、、、情けないけど
ネタを繰ってて良かった。
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