夕陽に照らされたあなたへ~同じ光彩を探して~
今日は、仕事終わりに、近くの海へふらりと寄り道をしてきた。
例のごとく、カメラを取り出し、夕陽の撮影。
夕陽っていいですね。
夕陽が好きになったのは、幼馴染のお姉ちゃんの影響だと思います。
一つ年上のお姉ちゃんで、キョンちゃんといいます。
ウチは、母子家庭で、母親が残業で帰りが遅くなる時に、キョンちゃんのお家で
ご飯を食べる時がありました。
その日の部活帰りに、きょんちゃんが校門で待っててくれました。
帰り道、年頃ということで、照れくさくて、横に並んで帰ることは出来ず、前後に少し
離れて歩いていたと思います。
後ろを歩く彼女が、クスクス笑い出した。
「大笑、見てみ、あんたの影、背が高いで。あんた早く背が伸びたらええのにな」
振り向くと、彼女は夕陽に包まれていた。
地上から姿を消す前の夕陽は、最後の力を振り絞るが如く、白いセーラー服から、髪の
毛1本1本まで、茜色に染めていた。
夕陽に照らされた、笑顔がとても印象的だった。
その姿から、目を逸らすことが出来なかった。
少しドキドキしたことを今でも覚えている。
夕食中、あの姿が忘れられず、チラチラと彼女が気になりチラチラと見てしまった。
それに気付いたおばちゃんから、
「大笑、あんたどうしたん?キョン事ばっかり見て」
みたいなことを言われて、
夕陽に照らされてもいないのに、顔が真っ赤に染まってしまった。
でも、あの時と同じ光彩は、未だ出会えていない。
昔の話だから、色を忘れてしまったのだろうか?
想い出の中で、美化され着色されてしまたのだろうか?
あの光彩を探して、今日も夕焼け空を見上げてみる。
今日の1枚
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