少し前のお話になります・・・
会社で、空き時間に書いた記事です。
皆さん、こんばんは。
只今、3月7日(日)午前0時を少し過ぎました。
まだ、会社なんですが、柄にもなく、ちょっと独りに浸っています。
なんか、皆さんとお話をしたくて、いや、話を聞いてもらいたくて、
少し記事を書きたいと思います。
いやぁ~疲れました。
腰は痛いわ、眼はショボショボするし、、、
ある程度、目処が立ったので、部下の二人は帰しました。
私は、このまま会社に泊るか、家に帰るか悩み中です。
深夜の会社って久しぶりです。
今も、雰囲気を楽しみたくて、照明はすべて消して、デスクの照明だけを点けてる。
だーれも居ない事務所。
昔を思い出して、少しおセンチさんです。
十年一昔
苦痛な仕事
20年以上前の話
私に限らず、創業時のメンバーって、現場仕事は得意だった。
でも、デスクワークは大の苦手。
だから、書類作成は、本当に時間が掛かりました。
当時は、会社にパソコンなんてないから、ワープロだった。
しかも使い方は、事務員のお局ちゃんしか解らない。
仕事を取ってきたら、書類作成をしなければならないでしょ。
これが、1番の苦痛。
夕方から、深夜まで、人差し指一本で、悪戦苦闘してた。
「ビジネス文章が上手く作れない」
「漢字が分からない」
だから、国語辞典と、ビジネス文章の本と睨めっこをしていました。
本当に苦痛の時間でしかなかった。
ただの、馬鹿なだけなんですけどね。
そう考えると、パソコンやインターネットって偉大なものですね。
でも、いつも、頼みもしないのに、誰かが一緒に残ってくれていた。
ワープロは1台しかないから、手伝いは出来ない。
仕事をしている横で、必ず聞く音。
「プシュッ」と缶ビールの開く音、、、
アドバイスの声なんてない。
その代わりに、「ブハァ~美味い」
めちゃくちゃ腹が立つ(笑)
そして、聞こえてくるのは、女の話や、仕事の愚痴。
イライラする。
そっち側に行きたい~っ。
「お前ら、宴会は他所でせえや」
「大笑、一人やったら寂しいやろが」
「・・・そうやけど、、、」
「しゃないなぁ、一緒におったるわ」
「・・・ありがとう」
「ありがとうは要らん。今度、誰かが困ってたら助けてくれ」
こんな会話をしていると、苦痛は少し和らぐ。
書類が出来上がり、見直していると、
「見せてみい、チェックしたるわ」
「ほんま、頼むわ」
「ええんと違う?仕事は終わりや。まぁ飲め」
そう言って、ビールを冷蔵庫から出して来てくれる。
こいつら馬鹿ばっかりだから、文章のチェックなんて出来るはずがない。
でも、彼らの「ええんと違う」の一言が、仕事の区切り。
俺がビールを飲み干すと、
「明日、遅刻すんなよ。おつかれ」
えっ?もう解散?
もうちょっと、みんなと一緒に話をしたかったなぁ・・・
でも、みんな、本当は早く帰りたかったんだよな。
いつも、どんくさい、俺の仕事を待っててくれた。
苦痛な時間を、楽しい時間に変えてくれる。
十年後の会社
実は、今日の昼に、同僚が助っ人に来てくれました。
横で、「プシュッ」や「ブハァ~」は無かった。
その代わりに「カタカタ」と電卓をたたく音と、キーボードをたたく音。
昔のやさしい顔ではなく、いつの間にか、みんな頼もしい顔になっていた。
もう、「女の話」や「会社の愚痴」もない。
帰り際、「ありがとう」の言葉も要らなかった。
疲れ果てたおっさんスマイルがあれば十分だった。
今日思い出したことがある。
俺は、自分のため、会社のために頑張って来た。
でも、それ以上に仲間の役に立ちたかった。
だから、何でもやって来た。
時には、張り合い過ぎて、横道に反れることも有った。
いい事ばかりではなかったけど、
そうやって今まで、互いに支え合って来たんだなぁ。
ふと、海援隊の「人として」が頭に流れた。
人として人と出会い 人として人に迷い
人として人に傷つき 人として人と別れて
それでも人しか愛せない
時代は凄いスピードで変化していく。
10年経てば別世界
でも、人の心は不変なんだと思う。
部下には、飯を食べながら、そんな話をした。
世の中はどんどん変わっていく。
10年後のこの場所が、どんな景色に変わっているか分からない。
私達の若い頃は、会社には何も無かった。
だから、仲間意識は強かったのかも知れない。
でも、彼らには、「同じ釜の飯を食った仲間」を大切にして欲しい。
仕事のスタンスは変わっていくだろう。
人の繋がりも形を変えていくだろう。
でも、仲間を思う気持ちは変わらないで欲しいな。
ちょっと疲れたけど、色々話せた。
明日は、あっもう今日か。
日曜日だ。
今日は会社に泊ります。
では、おやすみなさい。
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