【いい夫婦の日】何にもない場所から


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こんにちは、大笑です。

11月22日は「いい夫婦の日」だったらしいですね。

少し、私事をお話させていただきます。

私には忘れられない「夫婦の日」があります。

 

まず、いい夫婦の日をネットで調べてみると色々と出て来ました。

有名人夫婦の「いい夫婦ランキング」

www.fufu1122.com

芸能人部門と企業部門があるんですね。

でも、こんなものに選出されたら、私生活が大変そうです。

選出後に変な記事が出たら、イメージが最悪ですよね。

当然、週刊誌のマークも厳しくなりそう。

私には絶対無理。

選出されることも無いですど(笑)

 

この11月22日に入籍されるご夫婦も多いとか。

 

私達の夫婦の日

わしたちの入籍はあっけなかった

少し、ウチの夫婦のお話を。

私達は12月31日に入籍をしました。理由は後述の通りですが、

・2000年12月31日は覚えやすい。記念日を忘れない。

・12月31日なら、絶対仕事がないだろうから、一緒にいれる👈これがポイントです

・20世紀から21世紀へ、最後の日だったから

まぁ思い付きの行動ですが、、、

「2000年12月31日に入籍」

 

この頃から、嫁さんは私の思い付きの行動に振り回されています(笑)

可愛そうな奴ですね。

実は、一番の理由は私の母が、末期がんで、余命幾ばくかの命だったので焦っていたの

も理由なんですね。

母親を安心させたいという気持ちがありました。

 

思い立ったが吉日。いつものごとく行動に移りました。

 

まずは嫁さん相談しました。事情を知っていたのもあるのでしょうが、

何も言わず、「いいよ」と言ってくれました。これには拍子抜けしました。

こいつは入籍の意味を知らないのか?疑ってしまいました。

プロポーズのやり取りは今でもしっかり覚えています。

「嘘でもええから、結婚してくれ」

「嘘やったら嫌やけど、大笑は嘘つかへんからいいよ」 

信用しているのか、当てにされていないのか、よくわかりません。

 

 

すぐに、両家に挨拶。

まず、私に母親ですが、病院で報告をしました。

母は、嫁さんに、「こんなんですが大丈夫ですか?」

その後、何度も「宜しくお願いします」と言ってました。

因みに、親父には言うのを忘れていました。

 

嫁さんの実家に行き、挨拶をしました。

・子供はしばらく作らない

・嫁さんの実家のアパートの横の部屋が空いてたので、そこに住む

2つの条件に結婚の許しをお願いした記憶があります。

義親も「大笑ちゃんやったらいいよ、幸せにしたってな」と言ってくれました。

義親は私の事はよく知ってくれてましたし、いずれ結婚するのでは?とも思っていたそ

うなので、結構簡単に了承してくださいました。これにも拍子抜けです。

 

思い立って、2週間くらいだったと思います。 

行動を起こしてみて、感じたことは

「もしかして、一番難しく考えていたのは、自分だった?」

「こんな簡単でいいのか?」

もっと、娘さんを僕にください、いや駄目だぁみたいなのを想像していたので、、、

 

今思えば、無計画な人間ですね。私が親なら絶対反対しますよ(笑)

 

何もない部屋

 

約束通り、嫁の実家に横に部屋を借りました。部屋には実家から持ってきた布団だけで

した。それが12月27日ぐらいだったと思います。

大家さんに鍵をもらった時には、感無量でした。

しかも、そのカギを嫁さんに渡した時は、なんだか不思議な気分でした。

ただ、古い文化アパートだったので、鍵がショボい、、、唯一の不満。

年明けに荷物を用意してから住むつもりでしたが、何故か、殺風景な我が城に愛着が湧

き、住む?泊まることにしました。

 

お泊りセット用意し、2000年の12月31日から布団1枚の一人暮らしのつもりが、新婚生

活が始まってしまいました。

これが、私達夫婦の原点です。

でも、あの日の事はよく覚えていますね。

照明もないから、明るいうちに風呂に入つて、嫁さんの実家で飯だけ食べて、自分たち

の部屋に帰ってからは、大変でした。

なにもない部屋はとんでもなく不便でした。

照明・・部屋を移動するのも大変でしたね。懐中電灯を隣から借りて来ました。

冷蔵庫・・冷蔵庫が無いので、自販機まで二人でビールと水を買いに行きました。

テレビ・・テレビは興味なかったのでどうでも良かったです。

暖房・・これはきつかったです。寒い、、、寒すぎて泣きそうでした。

 

嫁さんには、風邪ひいたら困るから、実家(隣)に帰れと言ったのですが、せっかくの

新婚初日なのでここに居たいと言うので、いっしょに過ごしました。

なーんにもない部屋で、二人で話をすると、新鮮で意外と面白い。

段ボールに、ビールとお菓子を置いて、敢えて外から入って来る明かりをを頼りに話を

しました。暖はカイロだけでした。

次第に寒さに耐えられなくなり、布団に入りました。

「何にもないなぁ、これはあかんなぁ」

「そうやなぁ、冷蔵庫に、テレビに、、、うーん、、意外と思いつかんな」

「暖房器具もいるし、布団もいるな。カーテンもないぞ、あっ照明や」

「と言うか、なんにもないな。ゴキブリも住まんわ。あははは」

「ほんま何にもないな。大笑らしいわ。あははは」

「でも布団はこれがあったらええやん。二人で寝るほうが暖かいからこのままがいい」

この頃は可愛い嫁さんですね。なんか、ニヤニヤしてしまいます。

 

二人で、懐中電灯で照らしながら、私の手帳にいるものリストを作成しました。

部屋の平面図を書いて、将来の部屋をイメージしました。

当然、寒くて布団から出ることは出来ませんでした。

「世界でこんな殺風景な部屋で、新年を迎える奴はそうそうおらんで」

「ほんま0からスタートやな」

 

因みに、布団は子供が出来るまで1枚で頑張りました。

夏は最悪でしたけどね(笑)

 

二人紅白歌合戦と欲しい物リスト追加

 

大晦日なので、初詣に行くか、悩んだのですが、布団から出たくない、、

せっかく温もった布団が冷えるのは嫌でした。

「大晦日やし、紅白歌合戦するぞ」

「わかった」

覚えているのは、私は「ハイロウズの青春」「福山雅治の桜坂」嫁さんは浜崎あゆみを

歌っていたような、、、楽しかったです。

私は歌が下手なので、紅組の嫁さんの勝利でしたね(笑)

今までで、一番質素で、一番楽しい大晦日だったと思います。

こいつがおったら、なにもいらんなぁなんて思えた夜でした。 

 

少し、余談です。下品な話でスミマセン、、、

それから、二人は盛り上がってしまい、結婚初夜を頑張りました(笑)

行為が終わり、気付きました。

ティッシュペーパーがなーい

クソ寒い中、裸でトイレに行き、トイレットペーパーを枕元に置き、第2ラウンドを開

始しました。(笑)

嫁さんはケラケラ笑いながら「ティシュペーパー」と手帳には書いていました。

 

 

翌日、嫁さんの実家に新年の挨拶を済ませ、おせちを食べている時に、義母から

「昨日は賑やかやったな。歌声がよう聞こえてきたで」

あの歌声が聞こえているということは、、、

アレの声もダダ洩れだったの?

さすがに、聞けませんでした。

思わず、嫁さんと目が合ってしまいました。恥ずかしかったです(笑)

 

それと、嫁さんが思いのほか寝相が悪いことを初めて知った夜でした。

実家から布団を持って来てくれってお願いしましたが却下でした。

 

 

最後に

照明も、テレビも何もない部屋。 

何もないからこそ、二人でゆっくりと語り合えました。

あの日。あの部屋には、二人の夢がいっぱい溢れかえっていたのでしょうね。

 

現在はいい夫婦なのでしょうかね?

何をもっていい夫婦なのか良く解りませんが、それを探し続けていくのが夫婦生活なの

でしょうかね。

子供も授かり、家も建てました。それなりに不自由のない生活。

少し満たされた生活を送っているのかも知れません。

お互い、目標のようなものを持つべきなのかも知れません。

今年の大晦日に久しぶりに、そんな話をしてみようかな。

 

昨日、ブログに有難いコメントをたくさん頂戴しました。

11月22日は「いい夫婦の日」でした。

そんな日に、違う女性の記事をUPしている私は、アホです、、、

反省をしております。

これを慢心と言うのでしょう。

「初心忘れるべからず 」ですね。

気付かせていただき、ありがとうございます。

今朝、風呂で水をかぶっておきました(笑)👈意外とこれはいいのです。

 

反省も込めまして、嫁さんに焼き肉をご馳走してきました。

私は運転手、嫁さんには、ビールをお注ぎして、肉を焼いて差し上げました(笑)

「こんな店で食べることが出来るようになったんやなぁ」

「いや、あんたがお酒も飲まんと、運転手するなんて、そっちに驚くわ」

「また、どうせ謝らなあかん事したんやろ」

あの頃は可愛かったですよぉ、、、今はこんなんですわ。でもこれも女の勘ですね。

 

本当は二人で行きたかったのですが、邪魔者が2人ほどついて来てしまいました。

邪魔者はいい肉ばかり、アホみたいに食べてくれました。

「お前ら食べ放題と違うぞ、、、遠慮せぇよ。」

「野菜も食え、おいおい、その肉はワシのや」

あの頃と違い、二人も家族が増えて、にぎやかです。

 

布団1枚で始まった私達は、家族が増えました。

いい夫婦も大切ですが、いい家族であること、いい親であることも大切なんだなぁと思

います。

そして私は、一家の柱であることを、もう少し自覚しないといけませんね。

とにかく、反省です。

ごめんなさい。

 

今回、記事にして、思ったことは、

嫁さんもよく、こんな人間と結婚してくれたなぁ

馬鹿なのか、それとも愛情なのでしょうか。

いい意味で馬鹿なのでしょうね(笑)感謝です。

 

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