出会ってくれて、ありがとう【後編】

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こんにちは、大笑です。

 

私は、チームの立ち上げを進める中、意中の事務員となかなか話が進まず、悩んでいる

私に、創業時期からの盟友である、Bちゃんが助っ人に現れてくれました。

Bちゃんについて 少し説明します。

Bちゃんとは、私が入社した時以来の付き合いです。私が5歳年上ですが、彼女の方が少し先輩なので、何故かタメ口です、、そこについてはあまり気にしたことが無いです。今では数少ない創業の時代を知っている盟友です。自分たちは兄妹のような感覚でいるのですが、周囲からは色々と詮索されてきました。最近では説明するのが面倒なので、Bちゃん了承のもと、愛人ということにしています。Bちゃんが復帰した後に入社してきた人間の中には、愛人関係だと信じている者もいるかも知れませんね(笑)普通は信じませんけどね。

 女を口説く、人を口説く

もうBちゃんにすべてを託しました。

早速、女子会のような集まりをセッティングしたようで、当然、事務員ちゃんも参加す

るようです。さすが、仕事が早い。

女子会の翌日に、Bちゃんに会いに行きました。

大笑「どないやった」

Bちゃん

「まだ、何とも言えないけど、あんたの印象は悪くないわ。上手く言えんけど、彼女はあんたの強引なとこを警戒してというか、怖がってるかな。この前話した時になんて言ったん?」

前回、事務員ちゃんに接触した時の話をしました。

Bちゃん

「あんたな、それは女を口説くときの言葉やで。そら彼女も警戒するわ。人を口説かなあかんやろ。今日の夕方、体を空けとき。詳しい話はその時するわ」

大笑「女を口説く?人を口説く?お前深いなぁ~。体を空けとくわ」

 

怪しい密会

会議室を借りて、怪しい密会が始まりました。

大笑「お前、外で会った方が良かったんと違うか?これまた、愛人疑惑再燃やぞ。」

Bちゃん

「思わせといたらええねん。いうか、あんたが言いふらしとるんやろ。私、時間無いから始めるで」         

Bは昔から、いつも助けてくれました。子供を産むと女性は強くなると言いますが、復

帰してきたBは妹からお姉ちゃんに変わっていました。

元々はあまり自分を出せないところがあったのですが、、、

色々と細かなアドバイスをもらいました。

 

話が反れるのですが、Bが何故こんなに私に親切なのか?

本人から聞いた話なので、間違いないのですが、私は細かいことは覚えていません。

昔、会社のお金が無くなった事が有りました。

・Bが疑われた👈覚えてます

・Bと夜中までお金を探した👈忘れたいた

・社長にBは無実だと主張してくれた👈忘れたいた

・Bにとって生涯忘れられない出来事が私との間にあった👈どれなのかわかりません。

結局、別の人間のミスで、その人間がBに謝らなかったことに腹を立てて、事務所で喧

嘩になったこと。Bのためとかではなく、そいつが気に入らなかっただけだと思うので

すが、、、その時の喧嘩で腕を6針縫ったので凄く覚えてます。しかもボロカスに喧嘩

に負けましたから、よく覚えてます(笑)今では、この傷も勲章です、

そんな昔のことを、恩義に感じてくれているようです。確かにあの頃から急に仲良くな

った気がします。

この話はいい話のはずなので、一度Bに聞いときます。いい話なら記事にしますね。

 

事務員ちゃんの告白

Bと密会をした数日後、事務員ちゃんから、少し時間が欲しいと言ってきました。

驚きました。話が終わったら帰っていいから、外で話そうと約束しました。

お酒は飲まないそうなので、喫茶店で話をしました。

チームに入れて欲しいという内容だった。

「青天のへきれき」とはこのことだ。

周りの客が振り向くほどの声で、「マジっ?」と叫んでしまった。

事務員ちゃんは、小さな声でしたが、自分の話をしてくれました。

自分に自信がなく、人の目を気にしてしまう性格の事。

愛想が無いため、周りに迷惑を掛けてしまうかもしれないという不安。

いつも会社を辞めようか悩んでいたこと。

私が、以前、掃除していることを褒めてくれたのは嬉しかった。

Bちゃんから、私の昔の話を聞いて頑張ろうと思った事。 

Bちゃんが何を言ったのか分かりませんが、よかったです。

 

アホの本領発揮

 

彼女の性格を考えたらストレートは投げない方がいいと思ってました。でも、でもね私

の悪い癖で、なんか一言言いたくなりました。アホがいつものように熱くなってしまい

ました。

 

「自信がない」「周りに迷惑や」これって自分の体裁を守る言葉。逃げ道を作るための

予防線だと思います。当然、時と場合にもよりますよ。

私は社長や部長、Bに認められたい、恩返ししたいって気持ちだけでやってきました。

だから自分のことを、あーだこーだなんて考える暇なんかなかった。

当然自信なんてないし、迷惑なんてアホほど掛けてきました。

 

「そんなんどうでもええねん。もっと周りに助けてもらったらええねん。もっと周りに

惑をかけたらええねん。そこに初めて信頼関係が出来上がるんと違うんか?

事務員ちゃん、俺は迷惑なんて絶対思わへんし、自信が持てへんかったら、自信が持て

るまでつき合ったる。それでもあかんかったら勝手に辞めたらええ。」

少し感情的に言ってしまったのかも知れません。

事務員ちゃんは何も言わず、一礼して帰ってしまいました。

やっちゃいました、、、約束通り、すぐにBに電話をしました。事情を話したのです

が、

 

Bちゃん

「それでええんと違う?それが人を口説くってことやんか。遠慮していい事ばっかり言って、女を口説くようにしても、いつか駄目になるやん。あとはあの子が決めることやん。あかんかったら私がチームに入ったるから心配するな。それより今風呂から上がったばっかりやから、また後でかけ直す」

大笑「ごめんな、せっかく色々してもらったのに。なぁB、、、」

Bちゃん「どうしたん?」

大笑「お前、いま風呂上りか?ちゃんと前隠しとるか?」

Bちゃん「死ね、、、変態」

 

事務員ちゃんの覚悟

あの日以来、一人で、悔やんでいました。

彼女がチームに入りたいって言ってるんだから、素直に受け入れてやればいいのに。

ましてや、彼女の性格を考えたら、傷つけてしまったのかもしれない。

何で、あんなことを言ってしまったんだろう、、、

それから数日は眠れぬ日々を過ごしました。底なし沼で溺れてました。

 

あれから数日後、事務員ちゃんがチームに移籍してくる日、

私は派手に遅刻しました。

部長「大笑、重役出勤やなぁ。どっかで人助けでもしとったんか」

大笑「スミマセン、、今日は溺れとる自分を助けよって遅れました、、、」

部長「なんのこっちゃ」

ふと、机の上を見ると何故か綺麗に整理されていました。

そして、私の机の前の席に事務員ちゃんが座っていました。

部長「今日から、事務員ちゃんはお前のチームに移籍や。」

忘れていました。大事な日に遅刻とは、、、

事務員ちゃんは一礼をし、小さな声で「宜しくお願いします」と、、、

凄い気まずかったことを覚えています。でも綺麗な机を見て何度も微笑んでしまったこ

とも覚えています。 

 

 

 

船出

数日後、チームのメンバーでささやかながら、懇親会を開きました。

A君、B君、事務員ちゃんと私の4人です。小さな船の船出です。

A君、B君は、何度か飲みに連れて行っているので、今さらですが、事務員ちゃんには

初めて、話をしました。

「うちの会社は、これくらいの人数から始まり、創業メンバーは、周囲から馬鹿にされ

泥水をすする思いで、ここまで来た。時代が違うから、真似をしろと言うことではなく

そういう人間の思いが、会社の土台になっていることは忘れないで欲しい。

若い人間は、その土台の上のしっかりした柱になって欲しい。

そして人間として、ズルく生きるな。まっすぐ生きて欲しい」

 

事務員ちゃんとも、少し話しました。

キツイ言い方をしてしまったことを、謝りましました。

あんな言い方をされたのが、初めてだったらしく、何も言わず帰ったことを、謝ってき

ました。これからも、自分に自信は持てないと思う。迷惑だって出来れば掛けたくな

いと思ってると、話してました。

 

自身を持てないという気持ちを、私に伝えてる、そのこと自体が、一歩前進したわけ

で、何も悩むこともないと伝えました。

「事務員ちゃん、その話を、他の人にしてるか?」

「出来ないです」

「俺だけやろ。それでええねん。俺は事務員ちゃんにとって特別やんか、俺はそれが嬉しい。何が有っても守ったるから。まかせとき」👈酔い始めてます。上司なんやから当たり前。

 「あっ、でもBさんは話し易いです」

「Bとどんな話をしたの?」👈気になって仕方ない

「内緒です。でも二人は凄く似てると思います」

「似てる?全然違うで。俺はやさしい。あいつは恐ろしい奴やから、信用したらあかんぞ。俺なんかどれだけひどい仕打ちをされてきたか。気をつけなあかんで。」

「Bさんも、同じ様なことを言ってましたよ」

「なにぃ~っ。事務員ちゃんは、俺のチームの仲間やから。忘れたらあかんで」

「はい、宜しくお願いします」

 「よしそれでええ、もっと食べや。何でも頼みや」👈酔いが回ると絶対言うセリフ

 事務員ちゃんは、最近、少し表情が柔らかくなったようです。

それは、私の力ではなく、最近、Bとは仲がいいようです。事務員ちゃんにも、なんで

も話せる相手が出来たようですね。

一人で食べていた昼飯もグループで食べているようですし。私も入れて欲しい。

私では、役不足のようですね( ノД`)シクシク…

それに、Bが今回の手伝いの報酬をいつ要求してくるのか、何を要求してくるのか、恐

ろしくて夜も眠れません(笑)

おわりに 

私は、ペナルティーを受け、ふてくされてトイレ掃除をしている時に、彼女と出会いま

した。あれが無ければ、彼女の良さに気付いてなかったと思います。

Bとは会社が創業時の最悪の時期に出会いました。金銭のトラブルが無ければ、あいつ

と仲良くなったかどうか?

良い悪い出来事は関係なく「人生には無駄は無い」

事務員ちゃんをはじめ、チームの仲間が、私の下についてくれたおかげで、上司の喜び

や難しさを教えられました。なにより覚悟のようなものを教えてもらいました。

当然、いい事ばかりでなく、凄いプレッシャーも同時に背負わせてもらいました。

 

今でもBちゃんには人と人の繋がりの大切さや、苦楽をともにする大切さを今も教えて

もらっています。そして人間関係はゆっくり時間を掛けて築いていくものだと教えても

らいました。同じ目線で苦言を呈してくれる彼女には感謝しかありません。

 

誰だって嫌な出来事から目を背けてしまいます。つい下を向いてしまします。

でも、嫌な出来事の中には、とんでもなく素晴らしい出来事もあるんですね。

辛い時でも、前をを見ていないと大事な物を見落としてしまいます。

辛い時こそ、下ばかり見ていないで、しっかり前を見ていないといけないのです。

私の場合、何故か、自分に逆風が吹いているときに、いい出会いが、あるように感じま

す。

 

そして、Bちゃん、事務員ちゃんには、本当にお礼を言いたいです。

「出会ってくれて、ありがとう。そしてこれからも

私のそばで一緒に笑っていてくださいね」

 

おわり 

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皆さん、注目ですよ