皆さん、こんにちは。
この前の日曜日についに「半沢直樹」が最終回を迎えてしまいました。
楽しみが一つ無くなってしまいました。
最終回で一番印象に残ったのは、大和田常務VS半沢直樹でもなく、箕部幹事長に啖呵を
切った場面でもないんです。
花ちゃんこと上戸彩さんが、言ったセリフなんです。
長いので前半の部分は省略しますが、
「・・・・・お前なんかいらないと言われたら、こっちから辞表をたたきつけてやりな
さいよ。サラリーマンの最後の武器でしょ」
私はズレているのかも知れないですが、ここが一番印象に残りました。
花ちゃん最高です。
このセリフを聞いて少し思い出したことをお話します。
退職願を出した日
私は今の会社で、1度だけ退職願を出したことがあるのです。
私が40歳くらいの時に、先輩とトラブルを起こし、責任を感じ、退職願をオーナーに出
しました。トラブルと言っても、酒の席で取っ組み合いの喧嘩になり、手をあげてしま
ったのです。大したことではなかったのですが、先輩に手をあげてしまったことは、私
にとって絶対に有ってはならない事でした。
その先輩は、最悪な先輩で、私の後輩もかなり嫌っており、会社でも嫌われ者の部類に
入る方なのです。とにかく性格が悪い。自己中心的な人です。
・夕方に書類を後輩に渡し「明日までに積算しとけ」👈これは私もよくやられました。
・お客さんのトラブルは後輩任せ、でも手柄は自分
・自分は絶対に定時帰り
・酒の席では後輩に説教(絶対正座をさせる)👈これもよくやられました
・暴言は当たり前
・他多数の後輩からの苦情あり
この人への文句を言い出したら2000字ブログを5話くらいかけそうなので、この辺にします(笑)
ただ、この人はきっと地球外生命体なので、人の心はなんてものは持っていません。
コンプライアンスなんてものは通用しません。
ウチの会社のオーナーはとにかく義理人情の厚い人で、会社創業の頃からのメンバーに
は苦労を掛けたということで、創業メンバーには少し、いや、滅茶苦茶甘いのです。
その先輩も、創業メンバーの一人だったのです。
私は、創業メンバーに年も近く、創業期の先輩方の苦労も知っていました。オーナーの
思いも理解していましたので、辛抱をしていましたし、先輩を立てて来たつもりです。
ただ、私より後に入社してきた若いスタッフはそうもいきません。昔のこの会社を知り
ませんから仕方ありません。ある意味超ブラックでしたよ。
今までは何とか後輩にも辛抱するように言い聞かせて来ましたが、その私が先輩とトラ
ブルを起こしてしまったのです。
翌日、社長室に呼ばれ、事情を聞かれましたが、黙秘権を行使しました(笑)
以前、お話をしましたが、震災後、職をなくし、いろいろと悩んでいた私を拾ってく
れ、育ててくれたオーナーに対しての恩義があり、皆、仲良くして欲しいというオーナ
ーの願いを理解していたつもりでしたから、
「何があっても創業期メンバーには敬意を持って接する。それが自分の務め」
これが、唯一出来る恩返しであると、私が私に言い聞かせてきたものでした。
何を聞かれても答えない私に、呆れたのか、「仕事に戻れ」と一言。
翌日、退職届を上司に渡しました。
そして、オーナーに呼ばれました。
オーナー「なんやこれは?」
大笑「自分がトラブルを起こしたら、下に示しがつきません、辞めます」
正直、本心ではなかったのですが、、、、
オーナー「お前が責任を感じることか?悪いんは○○やろ」
大笑「・・・・・」
オーナー「わかった、受理したる。但し、○○もクビや。喧嘩両成敗でええやろ」
さすがはオーナーです。私の性格を良く解っている。
先に手を出しておいて、先輩を巻き込んでしまうと、私のメンツが立たない。
こういうところは不器用なんですよね。
「オーナー、そうゆうとこはいつもズルいですよ。」
「ワシが悪い。過保護にし過ぎとるからなぁ。けどな、今更他所に行くくらいやったらここで、我慢せえ。○○もお前もみんな家族やからな」👈口癖です。
この言葉で私はノックアウトです。私はオーナーに甘過ぎです(笑)
まぁ初めから分っていたことですが、オーナーには絶対に勝てるわけないわな
ぁ、、、、(涙)言葉の重みが違います。
辞めた後の事なんか考えていませんでしたし、勢いだけで退職届をだしたので、正直
内心ビビッてました。ええかっこし~はあきませんな。
いい会社でしょ。私は大好きな会社です。
因みに、今私は先輩より役職は上になりましたが、扱いは昔のままです。
日本の国は難しい序列がありますよね。
そして皆さんも地球外生命体には気を付けましょうね。
最後に
皆さん、少しお勉強です。
「退職届」「退職願」「辞表」の違いって知ってましたか?
退職願
寿退社や転職など、自己都合で会社を辞める場合に提出するのが「退職願」です。
「退職をしたいのですが、如何でしょうか」と願い出る書類ですから「提出→即退職」
にはなりません。あくまで「提案」ですので、会社側が承諾する前でしたら、撤回する
ことが出来るのです。
退職届
退職したいと意思表示しているにも関わらず、会社側がこれを拒否して、円満に会社を
退職できなかった場合に、労働者側が雇用契約を一方的に解約するために提出するの
が、「退職届」です。一方的に提出する書類ですから、会社側が承諾したか否かは関係
なく、受理した時点で、退職が即決定することとなるのです。
辞表
会社の運営に関わる、役員以上の方や、公務員などが辞める場合に提出するのが「辞
表」だそうです。会社によっては「課長」以上の役職の人が対象になることもあるそう
です。
オチではないですが、半沢直樹を見た後に、嫁さんに聞きました。
大笑「今、俺が会社辞めたらどうする?」
鬼嫁「はやテレビに影響されてるやん!辞めてどうするんよ。絶対認めん!」
鬼嫁「100まで働いてもらわんと困るわ」
洒落たこと言わんでええから、ハグしてくれよ~、ここはそれやろ~っ
花ちゃんみたいな嫁さんがいいです~っ(涙)
どこかに居ませんかぁ
本日もありがとうございました。
では、また。