あの頃の僕は【2】 「雨のち、少しだけ晴れ、でもやっぱり雨だった」


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 みなさん、こんにちは。

世間は4連休ですかぁ。私は仕事です。休みもありますが、、

「あの頃の僕は」第二弾です。

 

この話は、先日、20数年ぶりに再会した方との思い出話です。記憶を辿りながら書いてますので、まぁ大体は実話なのですが、特に会話中身は記憶が曖昧なので、雰囲気でお楽しみください。

前回までのあらすじ「アルバイトが原因で入社式をすっぽかし、入社してすぐにクビ宣告をされた私。周りのお力添えで、何とかクビの皮一枚つながったものの、希望部署を外され、倉庫業務を命じられる。若くして窓際族。さてどうなる大笑。

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桜の季節から新緑の季節に移り変わった頃、私はすっかり倉庫の兄ちゃんになっていま

した。それなりに商品の管理も教えてもらい、一人で色々なことが出来るようになり、

仕事が楽しくなっていたのでしょうね。

倉庫で働く人は、年配の方が多く、若い私にはすごく良くしてくれました。

 

正直、夏頃には営業部への未練は無いに等しいくらいでした。

ただ、営業部の人間が、倉庫に来た時に掛けられる「大変やね」という言葉がなんとな

く嫌でした。凄く見下されているような気がして仕方なかったのです。

一度社長からは「まだおったんか」と言われたこともありました。

だから、営業部の人間が倉庫に来るのが解っていたら、出来るだけ会わないようにして

いたことを覚えています。

 

月に数回でしたが、部長と人事担当とは昼飯に誘われることがありました。

部長には、入社式の件の詳細を話しました。

部長「そういうのは嫌いではないが、社会では通用しないのは解るか?」

大笑「はい、わかります。反省してます」<実は反省はしていません。>

人事「もう少し倉庫で頑張れ、営業部に戻れるようにするから」

大笑「いや、倉庫で頑張ります。営業部は忘れます」

部長「アホ~っ、上司がこうゆうてくれてるんやから素直に聞け」

毎回、このような会話でした。

今思えばこんな新入社員はクビにすべきですね笑

 

実は、景気減退の影響で、会社の業績も少し厳しくなっていたようで、 営業部はかなり

のノルマを課されていたのを、知っていたので余計に嫌だったのです。

それに、あの社長が居る場所には帰りたくないのが本音でした。

 

まぁ単にわがままな奴なんですね。

 

夏が過ぎるころ、事態は急変します。

営業部の数人が辞めたと聞いたからです。

倉庫のおっちゃんからも、「もうすぐ営業部に帰れるんとちゃうか」と言われる回数が

増えて来たのです。

ある日、人事部に呼び出され、「営業部に移動辞令」を受けました。

絶対嫌でした。人手が足りなくて困っているのも解りますし、元々営業部として入社し

たのも解るのですが、若い自分には『組織の勝手』としか受け取れなかったのです。

 

悩みました、、、でも元をただせば、自分が悪いわけだし、今から再就職も面倒だった

ので、営業部へ移動しました。季節は9月になっていました。

 

営業部初日、、、

ここで心が折れまくりましたよ。

新人研修は終わっているし、誰も教えてくれません。人数が減った営業部のピリピリと

した空気の中、アホが一人、コントをしてるがごとくミスを繰り返すのです。( ;∀;)

 

一番多かった失敗は、「電話応対」です。

 ・電話を受けた時に会社名を噛む

 ・上手にしゃべろうとして、変な敬語を連発する。

 ・保留ボタンを押し間違えて、電話を切ってしまう。

 ・操作がわからず、ボタンを押したら変な音楽が流れる。

 

会社名が横文字だったので、噛みまくりました。思い出すだけで笑ってしまうくらいに

下手くそな電話応対でしたね。

 

当然、周りは失笑、、、同期は爆笑、、、

部長からは「君が来てから笑顔が増えた」という始末

おいおい、それは違うでしょう。楽しいじゃなく、人の失敗を笑っとるだけ、、、?

 

外回りに同行した時も、マナーがなっていない、トークが下手など、、、

おいおい、出来ない自分も悪いが、お前ら望みすぎやろ~

言い訳になるかも知れないですが、初めから出来る奴なんて、、居るのかよ~

そんなこんなで、毎日が、凄いストレスだったと記憶しています。

ただ、元々負けず嫌いな性格で、定時が過ぎたら、一人で黙々と勉強しました。

 

努力は周りに伝わるもので、そんなある日、ある人が手を差し伸べてくださいました。

先日、久々に再会したA先輩です。

 

 

A先輩について少しだけ触れておきますと、性別は女性です。前回の記事では一つ上と

書きましたが、3、4つ上でした。記憶が定かでない、、、が

周りからは「アイアン」と陰で呼ばれていました。とにかく無表情で、完璧主義なので

「鉄の女」から「アイアン」になったそうです。

ただ、周りからは一目置かれる、仕事の出来る方でした。

見た目は小柄でしたが、シュッとしていて、知的美人。

ただ、愛想がなくて、あまり笑わない人でしたね。

 

ある日、残業で資料を作っていたのですが、

「コーヒーでも飲み」と缶コーヒーを机の上に置いてくれる人が居ました。A先輩で

す。相変わらず、不愛想でしたが、、、、

 A先輩「毎日、よく頑張るね。」

大笑「アホやから人より頑張らないといけませんから」

A先輩「そんなに頑張って、どうしたいの?」

大笑「・・・どう?、解りません、、、が、負けられませんから」

A先輩「ふーん、まぁがんばりな」

 

そして帰り際に、少し微笑みながら先輩が言ったことが今でも忘れられません。

 

「君はアホだけど、いざという時にバカになれるのが、君の強みだから、そこに気付かないと、、、」

 

はぁ~若造の私には、「アホ」「バカ」ただの悪口じゃん!としか解釈できず、不愉快

な気持ちになった記憶があります。

やっぱり、この先輩は好きにはなれない、、がその時の気持ちでした。

 

 

余談ですが、笑われるかも知れませんが、

「お世話になっております」が言えなかったんです。

「お世話になっとります」になってしまうんです。

「お電話ありがとうございます。○○の大笑です。お世話になっとります」

今、書きながら、自分でも笑ってしまいました。笑われて仕方ないかぁ~

この頃、上手くいかない自分に嫌気がさしていました。こういう時は周りの人たちと比較してしまい、さらに自分の駄目なところばかりが見えてしまいますね。後々、わかったことですが、人はバカにならないと成長ができない。くだらないプライドが成長を妨げてしまうことが多々あります。先輩はそのことを伝えたかったのでしょう。ただ、この当時の私は、仕事と作業の違いに気付かず、目先のことにとらわれいました。当然、先輩に言葉の意味なんて考えてもいませんでした。

 

つづく

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

あと2記事くらい書けそうなので頑張ります。