あの頃の僕は【1】 入社式をすっぽかすアホ


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皆さん、こんにちは。

今、9月17日の23:30です。更新が恐らく明日になるのでこんにちはにしておきます。

昨夜、仕事の関係で、神戸のお客さんの懇親会に招待され、ごちそうになって来ました。

コロナの関係で、簡単な集まりだったのですが、そこで20数年ぶりにある女性と再会を

しました。

 

実はさかのぼること20数年前、現在の会社に入社する前に3年ほどお世話に

なった会社があります。そこで少し年上の先輩がいたのですが、私の教育係で凄く厳し

く、怖い先輩でした。今でもよく覚えています。

本当に頭が上がらない先輩でしたね。A先輩とします。

 

前の会社の辞め方があまりいい辞め方でなかったので、懐かしさよりも気まずさの方が

大きかったです。懇親会も終わり、先輩とゆっくりと昔話をしました。

そこで盛り上がったお話をさせてもらいます。

 

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私の社会人1年目はちょうどバブルが崩壊し、不景気の入り口に入った頃でした。

世間はバブル崩壊を認めたくないのか、バブルの残り火に群がり、現実を受け止めよう

とはしていない時代でした。

 

私は神戸のとある企業に就職が内定してました。そんなに大きな会社ではないのです

が、夢と希望に満ち溢れた、ピカピカの社会人1年生だったのです。

 

その会社で出会ったのがA先輩でした。

「あの年は最悪の新人が入社してきた年だった。特に君ね」A先輩の口癖でした。

実は、私は入社1日目でクビを宣告された馬鹿な新入社員だったのです( ̄▽ ̄;)

昨夜も、「長い間、色々な新人を見てきたけど、君ほどアホは見たことない」と言われ

てきたところです。笑いながらですが、、、

 

私は、学生時代に今勤めている会社でアルバイトをしていたのですが、入社式前日に

どうしても人手が足らず、夜勤を助けて欲しいとアルバイト先から連絡がありました。

アホな私は、「いいっすよ」のいつもの二つ返事です。

但し、入社式があるので、朝方には交代をお願いしていたのですが、朝になっても交代

が来ない、、、携帯電話が無い頃だったので、

ポケベルで呼び出す、必死で呼び出す!

結局、交代が来たのが入社日当日の朝の8時でした。

会社に連絡を入れ、取り次いでくださったのが、A先輩なんです。

部長「どうしたんや、今日は入社日やぞ」

大笑「スミマセン、体調が、、、」

部長「無理してでも今から出社できないのか」

大笑「・・・無理そうです」

そら無理ですよね。まだ、アルバイトの現場ですから(ToT)/~~~

明日出社して謝ろ、どうにかなるわ、程度しか

思っていなかったんでしょうね。

すると誰かに代わり「君、もう明日から来なくていいから・・・ガチャ」

電話を切られてしまいました。エライ怒鳴り声でした。

目の前が真っ暗でした、、入社もしてないのにクビ?

さすがに事の重大さに気付きましたが、後の祭りですよ(笑)

それから夜勤明けだったので、急に眠くなり、公園で昼過ぎまで爆睡ですzzz

それから、家に帰り、母親に「クビになっもた」と伝え、また爆睡zzz

夜に母親から、こっぴどく説教され、「一応筋を通しておいで」と言われ、

翌日、退職届を持って会社に行きました。

 

入社もいしていないのに退職届がいるのかな?

はなはだ疑問でしたが、悪いのは自分ですし、

腹の中ではむしろ面白いことをしているようで、不思議な高揚感がありました。本当にアホでしょ?

 

事務所に着いた時に、ちょうどA先輩をはじめ、数人の社員の方がいたので、気まずそ

うに挨拶をしました。

大笑「おはようございます。昨日の、、」

A先輩「あぁクビになった子な」>この言葉は今でも忘れていません。クソっ!

A先輩「何しに来たの?」 

大笑「退職届を持ってきました」

社員一同「・・・・」

 

私のA先輩への第一印象は「嫌な感じ」でした。

A先輩の私への第一印象は「アホ」だったらしいです。( ̄▽ ̄;) 

ちょうど部長が出社され、応接室に通されました。

さんざん説教をされ、一緒に社長室へ向かいました。

社長「君、会社に来なくていいと言ったよね」

大笑「退職届を持ってきました」

社長「部長、退職届を受け取って、帰ってもらいなさい」

大笑「すみませんでした」

部長に退職届を渡し、事務所を出るときに、

「短い間でいたがお世話になりました」

ウケましたよ!ネタをくってて良かったです。

 

短い間って?短すぎるやろ~ってツッコミは無

かったですがスッキリしました。

 

その夕方、会社より自宅に連絡が、、、部長からでした。

「明日、とりあえず会社に来い」

その時、私は真面目に「退職金がもらえる」と

思ってました(笑)

しかし、部長からは「クビは勘弁したる。社長

の許しが出るまで、ここで勤務せい」

こことは、子会社の倉庫の勤務でした。

そうなんです、、辞めなくていいのですが、い

きなりの出向です( ;∀;)

 

新入社員の出向はなかなか経験でいませんよ。

 

この年の9月まで、私は朝から晩まで倉庫で片

づけや、掃除などの雑用です。商品管理はさせ

てもらえず、、

なにより辛かったのは、同期の連中が、ネクタ

イを締め、スーツをパリっと着こなして

いる姿が、女子社員と楽しそうに会話する姿

が、眩しすぎる~ 羨ましいすぎる~ 

それに引き換え、自分はホコリまみれの倉庫

で、朝から晩まで会話も合わないおっちゃ

んと働き、自業自得とは言え、惨めすぎます。

 

でも、不思議と辞めたいとは思いませんでした。   つづく

 

最後まで、読んでいただきありがとうございます。